白と…青を基調にした会場。
嫌みなくらいに爽やかさを演出するテーブルについて。
ただ、静かに…
その時を待つ。
「なあ、人前式ってどんなの?俺、初めてなんだけど…。」
隣りに座る美那子に、こそっと耳打ちする。
「挙式も兼ねた披露宴って言うか…、招待客を証人に、みんなの前で愛を誓うって感じかな。」
「……うげっ…。」
マジか…。
「……ちょっと、いくらまだ納得してないからってねえ…、その言い草はないんじゃないの?」
「…………。」
「……悔しかったら、花嫁奪えばいーじゃない。もう、それしか方法はないんだから。」
「……いや、そこまではさすがに…。」
「だよね、真哉にそこまでの度胸は…ないもんねえ…。」
「…………。」
「……でも。逆の立場だったら…早瀬くんはそーしただろうな…。」
「……え?」
「実際、早瀬くんは…、そうやって紗羽を手に入れたよ。それに、もうひとつ…、先手を打った 。
」
「………………。」
「紗羽が早瀬くんを選んだ理由、よくわかるよ。」


