会場の前には、手作りのウェルカムボード。
それから、二人で写った沢山の写真が…掲示されていた。
「…………。」
なんつー幸せそうな顔してるんだ…?
俺の知らない、彼女の…笑顔。
誰も知らない、二人きりの…時間。
いつの間に…、こんな時間が…存在していたんだろう?
俺が、ただ、仕事に明け暮れて…日常を、何となく…過ごしてるうちに。
二人の思い出が、こんなにも…積み重なっているなんて。
「………。あ。あのやろ…。」
1ヶ月前程だったか、静岡に行ったと…話には聞いていた。
「……一緒だったのかよ…。言えよな…、ホント。」
富士山をバックに、肩を寄せ合う姿は。
悔しいくらいに……
綺麗だった。


