「お。来た来た、おせーよ、しんちゃん。」
「……おー。悪い。」
ロビーでは、恒生をはじめ、美那子や…彼らと親しかった同級生らが、既に集まっていた。
「相変わらずルーズなんだね。」
そう、チクリと口撃してきたのは…。
元ギャルの、利央さん。
俺は…実は彼女が苦手だったりする。
俺の当時のイメージなんて…こんなもんだ。
今は、無遅刻無欠勤。
だからさ、遅れた理由を…察して貰いたいもんだ。
「…………。………なんだよ……。」
そんな俺を、じいー…っと見ているのは。
……恒生。
「………。察してくれなくていーからな!」
「……は?」
お前に知られた果てには、何言われるか分かんないからな!
「……ところで…、今日、他にも披露宴あるみたいだな?」
俺は、ロビーに並ぶ受付のテーブルの多さに…
キョロキョロと、それを見渡す。
「……で?受付どこ?」
恒生に連れられて、
その場所へと…向かう。
……と、
新婦側で受付を担当している一人の女性と…
目が合った。
「…………。」
お互いに…軽く会釈する。
「……?しんちゃん、知り合い?」
首を捻る恒生に、
「さあ?」ってだけ…答えておいた。


