目を少し赤くさせた早瀬は、
二人の名前が並んだその紙を……じっと見つめて。
「忙しくなりそうだ。」
その目を細めて…笑う。
18才の、少年だった君と…
今の、君の横顔が…
重なって見えた。
「………。じゃあ、早速…、イタズラしよっか。」
「…………へ?」
「……早いとこ約束取りつけておかないと。」
「………?」
「やっぱ、アイツを先に…出し抜かないと、はじまらないよなあ……。」
少年のような、あどけなさを…残したまま。
早瀬は、ちゃんと先を…見つめている。
強かで、
脆くて、
まだ、若かった…あの頃の私達に。
こんな未来が…あるんだよって、
教えて…あげたい。
愛しい君は、
ニヤリと笑って。
「……今度は、紗羽ちゃんも共犯だからな。」
いつも、いつでも…
きっと、
これからも……。
私に、小さなスリルを…味わわせるんだ。


