ねえ、君にもし、もう一度会えたなら。







修学旅行は、俺の生まれ故郷でもある……



大阪。


それから、京都に奈良……。







クラスメイトがその地にいることが、少し不思議で。



少しむず痒い気分で。






仲間達と過ごす、貴重な時間に……。






俺は大いにはしゃいだ。









あと2年もしないうちに……




自分だけが、またこの地に戻ってくる。





郷愁の念と、



置いてきぼりにされるような……




妙な感覚だった。