「……………?」 ……『いいよ』? 顔を上げて……、 ふと、横へと振り返る。 あの人は…… 気がつくと、いつもすぐ側にいた。 ふと…気づくと、隣りいる。 空気のようでいて…掴み所のない、不思議な人だった。 その人が。 早瀬が……、 いるはずもないのに…。 「は…やせ…?」 何故…、 ここにいるの――…?