ちょうどその時に外から 「おいお前らどけろよ!」 そう言って咲とはるちゃんが入ってきてわたしの横に来て自分のブレザーをかけてくれた 矢谷さんに怒鳴りつける龍哉に嘘はないのかもしれない でもさっきの言葉が本当のことのように聞こえて 怖くて 逃げ出したんだ わたしが逃げ込んだのは保健室 ここなら誰もいないし落ち着けるから 矢谷さん達がどうなったかはわからないけど 今はそれどころじゃない