しなやかな指に触れられて、何事かと目を瞠る灯に、汀が囁く。
「分かってるわよ、蘇芳丸。
ほぉら、そんなにかりかりしないで。
私のこと、心配してくれたのよね。
それでいらいらしてるのね?
蘇芳丸ったら、ほんとに優しい、良い子ねぇ………」
子犬にするように頭をなでなでと撫でられ、灯は閉口する。
(………だめだ。
やっぱりこいつは、全く話が通じない)
諦めて汀の手首をつかむと、手を引いて歩き出した。
「分かってるわよ、蘇芳丸。
ほぉら、そんなにかりかりしないで。
私のこと、心配してくれたのよね。
それでいらいらしてるのね?
蘇芳丸ったら、ほんとに優しい、良い子ねぇ………」
子犬にするように頭をなでなでと撫でられ、灯は閉口する。
(………だめだ。
やっぱりこいつは、全く話が通じない)
諦めて汀の手首をつかむと、手を引いて歩き出した。



