首尾よくいったことに、卯花と楪葉がにっこりと顔を見合わせる。
その横を通り過ぎていった男たちの最後尾にいた一人が、ちらりと二人の姿を視界の端に捉えた。
そして、歩きながら首を傾げる。
「…………ん?」
怪訝そうな声を聞いて、男たちが振り向いた。
「どうなされた」
「………なんだか、ずいぶん奇妙な格好をした女房でしたぞ」
「奇妙というと?」
「裳もはかずに、唐衣を頭から被っておったのです」
「なんと!?」
「まさか………今の女たちこそが物の怪なのでは?」
男たちが慌てて踵を返し、二人のいた所まで戻ってみると。
そこには既に、影も形もなかった。
その横を通り過ぎていった男たちの最後尾にいた一人が、ちらりと二人の姿を視界の端に捉えた。
そして、歩きながら首を傾げる。
「…………ん?」
怪訝そうな声を聞いて、男たちが振り向いた。
「どうなされた」
「………なんだか、ずいぶん奇妙な格好をした女房でしたぞ」
「奇妙というと?」
「裳もはかずに、唐衣を頭から被っておったのです」
「なんと!?」
「まさか………今の女たちこそが物の怪なのでは?」
男たちが慌てて踵を返し、二人のいた所まで戻ってみると。
そこには既に、影も形もなかった。



