遠くから届く篝火(かがりび)の光に仄紅く照らされた男の顔に、六の君がじっと見入っていると。
男が小さく呻り、微かに身じろぎをした。
六の君ははっと息を呑み、軽く目を瞠る。
衣擦れの音が、やけに大きく聴こえた。
男の睫毛が少し震え、瞼がゆっくりと上がる。
その下から、深く透き通った琥珀色の瞳が現れた。
切れ長の鋭い双眸が、静かに六の君をとらえる。
六の君も息を潜めて、薄花の瞳で男を見つめ返した。
ひっそりと、時がとまる。
六の君は、瞬きも呼吸も忘れていた。
と、その時。
「………っ……」
男が突然舌を鳴らし、眉を顰めた。
その顔には苦痛が滲んでいる。
六の君は、はっと我に返った。
暗くてよく見えないので、男の身体にさっと手を伸ばす。
男が小さく呻り、微かに身じろぎをした。
六の君ははっと息を呑み、軽く目を瞠る。
衣擦れの音が、やけに大きく聴こえた。
男の睫毛が少し震え、瞼がゆっくりと上がる。
その下から、深く透き通った琥珀色の瞳が現れた。
切れ長の鋭い双眸が、静かに六の君をとらえる。
六の君も息を潜めて、薄花の瞳で男を見つめ返した。
ひっそりと、時がとまる。
六の君は、瞬きも呼吸も忘れていた。
と、その時。
「………っ……」
男が突然舌を鳴らし、眉を顰めた。
その顔には苦痛が滲んでいる。
六の君は、はっと我に返った。
暗くてよく見えないので、男の身体にさっと手を伸ばす。



