灯はしばらく寝殿の中のあらゆる所に出没したので、高貴の人々は寝殿から離れて北の対のほうへ移動した。
寝殿にいた人々があらかた姿を消したのを見てとると、灯は今度は衛兵や舎人たちを引きつけて、西の釣殿の方へと回った。
そうなると、寝殿はほぼ、空になった。
その隙に、白梅の知らせを受けた群雲たちが寝殿の母屋に侵入してきた。
絹織物の装束や唐渡りの調度など、金目の物を悠々と盗みとり、その日の仕事は首尾よく終了した。
寝殿にいた人々があらかた姿を消したのを見てとると、灯は今度は衛兵や舎人たちを引きつけて、西の釣殿の方へと回った。
そうなると、寝殿はほぼ、空になった。
その隙に、白梅の知らせを受けた群雲たちが寝殿の母屋に侵入してきた。
絹織物の装束や唐渡りの調度など、金目の物を悠々と盗みとり、その日の仕事は首尾よく終了した。



