*華月譚*月ノ章 姫君と盗賊の恋物語

「灯、お前もついて来いよ。


いっつも単独行動ばかりなんだから、たまには皆と一緒に仕事してみろ」





「…………」





灯は気乗りしない、とでも言いたげな表情だ。





「今回は四つ子たちの初仕事だ。


お前がいてくれた方が安心だろ」




「なんだよ、それって、俺たちがちゃんと仕事できるか心配ってことかよ」





藤波が不服そうに口を挟んできたが、群雲は「まぁまぁ」となだめた。






「な、灯。お前も来いよ」




「…………分かったよ」





灯は肩を竦めて頷いた。