「あぁ、知ってるさ。
青い瞳の姫君だろ?」
群雲が訊き返してきたので、灯は軽く頷いた。
「そうだよ。
世にも珍しい、薄花色みたいな目だ」
「まぁ、知る人ぞ知る、って噂だがな。
そりゃ、今を時めく右大臣殿の娘御の一人のことだろう」
「ほう。右大臣の………」
「ああ、そうさ」
興味津々といった様子の灯に、群雲はわけ知り顔で頷いて見せる。
「二条邸の右大臣殿と言ったら、正室に加え数々の側室をお持ちでな。
三人のご子息と五人の姫君をお産ませになったというのが世間様での常識なんだが。
実はもう一人、世にほとんど知られていない六番目の姫君がいるんだ」
青い瞳の姫君だろ?」
群雲が訊き返してきたので、灯は軽く頷いた。
「そうだよ。
世にも珍しい、薄花色みたいな目だ」
「まぁ、知る人ぞ知る、って噂だがな。
そりゃ、今を時めく右大臣殿の娘御の一人のことだろう」
「ほう。右大臣の………」
「ああ、そうさ」
興味津々といった様子の灯に、群雲はわけ知り顔で頷いて見せる。
「二条邸の右大臣殿と言ったら、正室に加え数々の側室をお持ちでな。
三人のご子息と五人の姫君をお産ませになったというのが世間様での常識なんだが。
実はもう一人、世にほとんど知られていない六番目の姫君がいるんだ」



