そう思ったのに…


「捜したよ、佐波」


ある日の夕暮れの公園にいる中、またもや森本さんに話しかけられた。


どう答えればいいのか。

「あ、ど、どうも…」



「何で公園でそんな格好でいるの?」


私のことを質問しないでよ…。


「来て」


しゃがんでいたのにも関わらず、私の手を彼は引いた。