ほっといて


そんなこと思ってたんなら、言うんだったら私に声をかけてほしくなかった。


放っといてほしかった。


彼は私がそう思ってたのも知らずに立ち去った。



何が大丈夫? だよ!

高校生なのにちいせぇって、バカにしたくせに。



――もうこれ以上、私を苦しめないでよ。