「それができねぇんだよ、コイツは!」



「できるよ、その子。


嫌だったらそう言える」



今まで黙ってた、もう1人の男が口を開いた。


「は?」


「こいつ、俺らにこうされるより、家に帰される方が嫌みたいだし」


「そうだったな。


それに俺、おまえが来なくても最後までする気無かったし。