私はとっさに声をあげた。 「どうしたんだよ??」 ワケもなく身体が震え出す。 縮ませていた身体を、余計に小さくし震えを押さえようと、両手を両腕に握った。 「ハァァ…ァァ…」 「おい! しっかりしろ! 何が起きてんだよ?」 必死に成り行きを理解しようとしている。 この努力を無にしないためにも、私は平常心に戻れるよう、努めた。