ほっといて


「俺はいつまでも佐波の味方だから。

いつでも頼ってくれていいからな」


「あ、はい」



とは返事をしたけれど、頼ることはないだろう。


「じゃあ、またここで寝なよ」


「はい…」



仕方なく私は了解した。


なんだかどっかこっか歩くのも疲れてきた。


それにこの人はまだ本性を見せてない。


だから今は騙されておこう。