ほっといて


「虐待?!
だから佐波はさすらってたんだな。

大変だったな」


すると彼は私に近づいた。


そして私は身を小さくした。


「もう怖いんです。

誰かと話すたびに自分が傷ついて…

みんなに裏切られて、無視されて…

友達だってみんな私を避けていったりして…


心の支えだった彼氏にさえ、裏切られ、捨てられ…」