ほっといて


「そんなに腹減ってんのに、よく我慢できたな」


感心された。





「そろそろ教えてよ」


ご飯を食べ終え片付け終わると、森本さんは本題に入った。


「家族から虐待を受けてたんです。

毎日毎日地獄のような生活をしたくなかったから、逃げ出したんです。


1人で生きていこうって思って…。

でも、1人で生きるって思ったより辛いですね」