もちろん立ち上がることができないくらい、殴られた。


「はぁぁ…はぁぁ…


ありがとうございます」



殴られた腹の部分を押さえながら、私は礼を言った。


彼はきっちり5発しか殴らなかった。



その5発は、体力の無い私をどんどんと衰弱させた。




これで私は森本さんとの賭けに、敗れた。


元々体力の無かった私は、意識を失った。