ほっといて


私のせいだから、この人に責められるのが嫌だ。


だけど、私を助けたことにより、家族の誰かが制裁を下す所は、一度も見たことがない。



まぁ私を助けようとしてくれる人が、今回が初めてだからかな。


それでも私は彼の世話にはならない。



「俺の身に何が起きても大丈夫だから。

俺は佐波を助ける!」



するとそっと私の手を握った。