ほっといて


なんか…哀しくなる。


「おまえが…佐波がいないことが辛いんだ」



私がいないことに対してそんなこと言ってんの?




私は少し離れて、こう言った。


「そんな冗談言わないで下さいよ!

私がいない方が、みんなが幸せになれるんです。

今までに私がいるだけで、何人の人が不快な思いをしたか…


もう私はこれ以上、人を傷つけたり、自分が傷つくのが嫌なんです」