私を陥れることができないから苦しいんでしょ? 「嫌です!」 私は思いっきり力を入れ、彼の手から離れた。 「あなたの苦しさと、私の苦しさは比べ物にならないくらい、差があるんです! もう…本当に…」 次の言葉が出ない… 痛め付けられそうで怖い。 「こう見えても俺だって結構辛いんだよ?」