金魚すくい



「じゃあ終わってからごはん行かない?」


「えっ」



えーっと……どうしようかな。



「何か予定でもあった?」


「いえ、無いです」


「じゃあ……」



どの道ごはんは食べて帰ろうと思ってたし……いっか。



「わかりました、ごはん連れてってください」



勉さんはにっこり笑って、また昨日のところで待ってると言って帰っていった。


私は一人になったこの空間で、さっき一瞬頭を過った事に思いを馳せる。


それは雄馬の事。


つき合おうと言われたが、つき合ってるとは到底思えない関係。


春休みに入って雄馬から一度も連絡が来た事はないし、私からも連絡していない。


だけど一応曲がりなりにも彼氏になるし、なのに男の人と2人でごはんに行くのはどうなのかと思って。