「痛いか? しかしそうでないと意味がないんだ、お前は悪い子だからな。言ってダメなら体で覚えさせないといけないん……っだ!」
「ひっ……!」
髪の毛を掴んだまま、お義父さんは私の頭を地面に叩き付けた。
痛い。
怖い。
私は両手で頭を抱える。
抱えて必死にこの時間が過ぎる事を願った。
「オラっちゃんと言え! ごめんなさいだろ!」
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!」
今度は私の腹部を蹴りはじめる。
髪は乱れ、顔は涙でボロボロ。
ひたすら浴びせられるお義父さんからの罵声。
私はただひたすらに謝った。
だけど暴力も罵声も止まらない。
痛い。
ーー助けて。