金魚すくい



死の宣告。


地獄への切符。





「…………はぃ」





私にはそれらを拒否する権利は無い。


はなから無かった。



ただ……そこへ落ちてゆくだけーー。





ーーその夜、私は一睡も出来なかった。





暗い部屋で暗い天井を見つめていると、そこから何かが私を見つめている気がした。


誰もいない、何もない暗い天井。


だけどそこにはきっと冥府の番人がいて、私がそこへ来るのを今か今かと待っている気がして……。


見た事もない番人の顔は、きっとお義父さんよりも優しい顔をしているのではないだろうか。


……なんて、そんな馬鹿げた事を考えていたら、夜は明けたーー。