金魚すくい



優は体を起こし、腕でガードして直撃を避けた。



「雄馬っ!」


「柚子に手出すなっていっただろ」



雄馬の吐き捨てた言葉に、優の瞳が熱を帯びて……。



「別に出す気なんかないさ。ただお前が不甲斐なくて勝手にフラれるだけだから」


「……なんだお前、まだ殴られ足りねーのかよ」



再び空気がピリついた。


些細なきっかけで発火が起きてしまう……そんな空気感。



なんで。


なんでこうなるの……?



「2人ともやめてよっ」



せっかく久しぶりに再会したっていうのに。


再会出来る事を、ここにいる誰もが望んでいたはずなのに。


どうして上手くいかないのーー。