ロックンロールが、鳴っているのレビュー一覧
平均評価星数
5.0
5.0
2013/09/07 08:24
投稿者:
来海シスコ
さん
強く、生きていく
私はこの作品に、この世の「無情」と「無常」を見た気がしました。
うまく生きられないと放り出されてしまう理不尽な世。
古いライトバンではCDも聞けやしない。
それでも、ラジカセをくくりつけてまでロックンロールを鳴らそう。
世間が移り変わっても、社会から弾き出されても、強く生きていくために。
――勝手ながら、そんなメッセージを受け取りました。
弱さと強さの同居する、味わい深い作品です。
是非、ご一読を。
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2013/09/06 21:21
投稿者:
月乃ミラ
さん
淡々と。
淡々と語られる
現実の中で『俺』に起こる
無情さの数々。
作中の『俺』は
諦めにも似たような口調で
語りながらも、どこか未来に
希望を見出だそうとしている。
『俺』の希望を作るのは
やはり、ロックンロールなのか?
いや、もしかすると
『俺』そのものがロックンロールなのか?
何れにしても
『俺』はどうしたって前に進むのだなと
例え、その道が険しくとも
ロックンロールが鳴っている限り
進んでゆくのだろう『俺』は。
さて、
そんなロックンロールは
私にも聴こえるだろうか?
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