イケメンルーキーに恋をした



ブランコと滑り台、あとはベンチがひとつあるだけの、小さな公園だ。


あたしと岩石先輩は、例の先輩をベンチに腰掛けさせ、あたし達は先輩の前に立つ形になる。


「すみません、急に呼びとめてしまって」


あたしが言うと、先輩は「いえ」と小さく微笑んだ。


「あの、あたし須鳳高校2年のバスケ部マネージャーの神村といいます」


「俺は、高3。バスケ部キャプテンの岩石です」


とりあえずは、自己紹介から。


あたしは、ベンチに座る先輩を眉を上げ、名前を窺うように見る。


「あ、俺は高3でバスケ部マネージャーの日高 壮太です」


日高先輩、って言うんだ。


「あの……思ってることを素直に話して下さいね」


話題が急すぎるかなと思ったけど、そうしたいいと思って日高先輩を見下ろす。


「ウチの高校に、田尾くんがいるんですけど、田尾くん、何度あたし達が誘ってもバスケ部に入ってくれないんです」


「…………」