あたしが言うと、先輩とさおりがクスクス笑った。 「確かにな。合宿、上手く行けばいいけど」 先輩が切なそうに口角を上げる。 ……うん。 もうごたごたが起きなように、あたしが周りを見とかなきゃね。 合宿できちんと和解して、来年、予選を勝ち進んで大会に出られるようにいいチーム作りが出来たらいいな。 「HR終わったら、すぐに体育館集合な」 「はい」 あたしとさおりは先輩に頷いて、少し人の少なくなり始めた渡り廊下に戻ろうとした。 その時、あたしの隣に田尾くんが来た。