「先輩が何も悩まないでマネージャーの仕事が出来るようにしますよ」 「…………」 「イワシ先輩とふたりでね」 そう言って、田尾くんが鋭い一重の目を柔らかく横に引いた。 不覚にもその表情にときめいて、悩んでるはずなのに、少し心が軽くなった気がした。 「早く行かないと、イワシ先輩キレますよ?」 クイッと入り口を顎で指し、口角を上げる田尾くん。 あたしも小さく微笑んで細かく頷き、田尾くんと一緒に部室を出た。