イケメンルーキーに恋をした



「大丈夫じゃないのは、ミニ先輩の方でしょ?」


ドクンッと、鈍い音を立てる心臓。


あたしの後ろにある小さな窓から細く日差しが差し込み、部室の埃がキラキラと輝く。


田尾くんはまだ棚に体を傾けたまま、あたしを真顔で見ている。


「言いましたよね、俺。全力でサポートして下さいって」


言われたけど……。


そう言われたから……何も出来ない自分が嫌になった。


何もサポート出来てないから。


『ろくにマネージャーの仕事も出来てないくせに』


日野先輩の言葉が、胸に刺さって痛い……。


「これは俺がどうにかするんで、先輩はとにかく何も考えないで下さい」


「……何も考えないでって……」


そんなこと、出来るわけ……。


あたしが眉間にシワを寄せて反論すると、田尾くんはまた大きくため息をついて体勢を真っ直ぐにした。