「舞香なら大丈夫…准くんに伝わるといいね」


「うん…ありがとう、実羽」



あっという間に放課後になった



「行ってくるね、実羽! また明日ね!」


「うん!また明日ね!」

舞香は足早に教室を出ていった

じゃあ、あたしも昇降口に行こっかな…

鞄を持って昇降口に行くと、下駄箱にもたれ掛かる彼



「富樫くん、おまたせ」


「それじゃ、帰りますか」

外に出ると日差しが強い
暑いよー…

でも…夏休み早く来ないかなぁ
なんてったって今年は去年と違うもんね