金持ちくんと貧乏ちゃん




そ、それにしてもすごい量だな…。ほんとにふたりで食べられるのかな…?


ふたりとも、どちらかと言うと細身であんまり大食いな感じはしないけれど…。




「ん、そいやさーもうすぐテストじゃん」




輝先輩がパンを頬張りながら、そう言った。


あ、もう月曜にはテストがあるんだっけ…。


今日は木曜だから、あとテスト勉強する時間が3日しかない…。




「樺恋ちゃんはやっぱり上位目指すの?」


「まあ…。学費の事とかもありますからね…」




上位取るのは理事長との約束だから、いつも気が気ではない。


それでも3位以内に入ればいいと言ってくれてる理事長には感謝してもしきれない。




「上位かぁ。流生くん、上位にはいつも通りの報酬でいいの?」


「……」




ズコーとパックのカフェオレを飲み干し、流生先輩はゆっくりと口を開いた。




「いつも通り、なぁ…」