金持ちくんと貧乏ちゃん




ぐいっと輝先輩に引き寄せられて、昨日ほっぺにキスされたことを思い出してしまった。


わああっ、こんな時に何思い出してんの私!!!




「ふざけんな、離せくそ輝」


「えー」


「あ、あの…っ」




ほんっとに離してください!!!私の心臓が持たない…!!




「しょうがないなぁ。ご飯食べますか」


「はぁ…」


「油断も隙もねぇな、お前」




購買で買って来たんであろうパンが机の上に山積みにされていて、あまりの量に口元を引きつらせた。




「これ…ふたりで食べるんですか?」


「ん?そうだよ?」


「俺ら以外に誰が食べんだよ」




で、ですよね…。


お弁当箱を開けながら苦笑いをして、またパンを見つめた。