「―――…れん…」
昨日、流生先輩に家まで送ってもらったのはいいんだけど…先輩に初めて名前呼んでもらったときはすっごいドキドキしたなぁ…。
「樺恋、樺恋ってば!!」
「わっ!?」
目の前に急に怒った玲菜が表れて、思わず体を仰け反らした。
「もう!さっきから呼んでるのにっ」
「えっ!?ご、ごめんっ」
そういえば…さっきもそんなことあったな…。私、今日ぼーっとしすぎだ…。
思わず苦笑いした。
「どうしたの?もうお昼だよ?」
「…え!?昼!?授業は…」
「そんなのもう終わったよ、何言ってんの」
玲菜にそう言われたとき、全身の血が抜けて行くような感覚に陥った。
ぜ、全然授業受けた記憶がない…。

