金持ちくんと貧乏ちゃん




不思議そうに見つめてくるこいつの頭をわしゃわしゃと撫でた。




「わっ、ちょっ…!」




見んなくそ…。ほんと、こいつと居ると調子狂う…。


雑に撫でる手を止めジッと見つめていたら、頬を赤くさせて睨んでくるそいつ。


…ふは、全然怖くねぇし。




「俺も、悪い」


「…え?」


「お前のこと何も知らねぇでテキトーなこと言って。それに……」




そ…と、親指で下唇を撫でると、途端に顔を真っ赤にさせる。


…こいつ、反応がおもしれぇ…。




「あ、の…先輩…?」


「ん?」




少し距離を詰めて、頬に手を添える。


そして、また、わたわたと慌て始める。


…なにこいつ、小動物かよ…。