金持ちくんと貧乏ちゃん




…とりあえず、4限目まで終わりほっと一息つく。


疲れた…、テストでこんなに頑張ったの久しぶりかもしれない…。




「樺恋、どうだった?」


「んー…地理がだめそうな気がする…」


「地理か。樺恋、地理苦手だっけ?」


「うん…横文字がね…」


「おばさんじゃないんだから…」




そう言って苦笑いをこぼされ、私はお弁当箱を机に置いた。




「あれ?ゆっくりしてていいの?」


「え?…ああ、うん」




急に何を言い出すのかと思ったら、旧校舎に行く話か。びっくりした。


私はお弁当箱のふたを開けると箸を取り出す。




「テスト期間くらいは勉強したいって言ったらいいよって言われたよ」


「あ、そうなんだ。わあ、樺恋とお昼食べるのはじめてじゃないっ?」



興奮したように自分のお弁当箱を私の机に置く玲菜。