金持ちくんと貧乏ちゃん




―――そして、テスト当日になった。


周りの女の子たちは必死に勉強をしていて、教室がとても静かだ。


そんなに先輩たちからご褒美貰いたいのかなぁ…。




「みんな必死だね」




そう言いながら教室を見渡し、ゴクゴクといちごみるくを飲む玲菜。




「うん、そうだね」


「樺恋も、必死だね?」




私の机に置いてあるノートや教科書を見てニヤニヤと笑う玲菜。


最初はわからなくて首を傾げていたけれど、やっと意味がわかって私は顔を赤くした。




「ち、ちが…っ!私は…!」


「あ〜れぇ〜?顔が赤いわよ〜?」




ツンツン、とほっぺたを突かれその手をはじいた。




「違うってば!私は…が、学費が…」


「ふふ、わかってるわよ」