……ほんと、強引なんだから。 だけど逆らえない私も私だ。本当に嫌な ら、きっぱりと拒絶してしまえばいいの に。 雅に見つめられるだけで。 その、低い重低音で命令されるだけで。 逆らうことが出来なくなってしまうんだ から。 「麗」 家の前まで送ってもらって、ヘルメット を外すと、雅にそう呼ばれた。 そして雅は、私の目の前まで来ると。 ───ポン…… 「……え?」 その大きな手のひらを、私の頭の上に乗 せた。