【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~






「……さすがに、強引すぎよ」



と、それだけ言うと、やっぱり真顔で見
下ろしてくる雅。



私も人のことは言えないけど、なんて感
情の起伏が少ない人なんだろう。それが
更にこの人の綺麗さに拍車をかけている
し。



まるで感情が読み取れないから、たじろ
いでしまいそうになるんだ。



強引、と言ったのは勿論、姫とかいう役
職らしきものについて。



説明が全く足りない挙げ句、良いなんて
一言も言っていないのに、勝手に決めら
れても困る。



というか私は、誰かと関わるつもりは毛
頭ないし、今だって早く帰りたくて、す
ごく居心地が悪いのに。



これ以上、人と関わるなんて面倒事、絶
対にいやだ。



雅の視線が、私から類へと向けられる。



すると類は、そうなることをわかってい
たように微笑んだ。



「麗ちゃん、俺らはね、暴走族なんだ」