【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~






でもそれなら、屋上で仁斗が助けてくれ
た時に、女の子が皆ビックリしていたの
にも頷けるし。



今日、雅が尋ねてきたときのあの異常な
までに張りつめていた空気は、気のせい
なんかじゃなかったのかもしれない。



「やっぱり、龍牙の存在自体、知らなか
ったんだ~」



そう言ったのは、仁斗。


両手を首の後ろで組みながら、やけに楽
しそうにニコニコしている。



「りゅう、が……?」



聞いたことのないその単語に、眉を潜め
れば、春希が目を大きく開いた。



「え、龍牙自体を知らないのーっ?だか
ら雅にも全然怖じ気づいたり、媚びたり
しないんだねぇ」



ほうほう、と珍しいものでも見るかのよ
うにそう言ってきた春希。



……なにそれ。さっきから、彼らの言っ
てることを何一つ理解出来てない。