いや、多分気づいてる。気づいてるだろ
けど、それを許すつもりもないという事
か。
「まだ、話は終わってない」
「私には話すことなんてないわ」
「俺がある」
雅はそう言うと、またぐいっと私を引っ
張り、私を雅を除く四人の前に立たせた
。
四人それぞれから突き刺さるような視線
。すごく居心地が、悪い。
特に悠。
ほんと、敵意も混じってるんじゃないの
、ってくらいの視線をぶつけてくる。
はあ、と心の中でため息をつくと、今度
は目の前に雅が立った。
そして、私を見下ろす。
「俺のことは、知ってるか?」
……なにそれ。
知らないって、言ったのに。


