類が言うことが本当なら、雅も仁斗も、
先輩ということになる。でも別に、驚い
たりはしなかった。
むしろ同い年って言われた方がちょっと
違和感があるくらいだ。───まあ、別
に。
そんなの私に関係無いけど。
類の細い銀糸のような髪の毛は、彼の瞳
に少しかかるくらいの長さの前髪と、無
造作にセットされた、癖のない髪。
二つボタンの開けられた胸元には、十字
架のネックレスが光っていた。
……これで一通り、この五人が誰なのか
は分かった。
だけどここに連れてこられた意味がわか
らない。
知りたくも、無いけど。
「……雅は、私にこの人たちを紹介した
かったの?」
雅にそういうと、雅が横目でこちらを見
る。
……何か、言えばいいのに。


