春希を見れば、何がそんなに楽しいのか
、目を爛々とさせて跳び跳ねてる。
それを微笑ましそうに見ながら通り過ぎ
る歩行者。……恥ずかしいからやめてく
れ。
「ま、皆で分担した方が早く終わるしね
」
そう笑った類に、まあそれもそうだな、
と小さく笑った時。
「──悠?」
この世で一番大嫌いな声が聞こえてきた
。
俺は目を鋭くさせながら、声のする方へ
と目を向ける。──するとそこには俺の
予想通り、親父が立っていた。
「……お前、まだこんな頭の悪そうな奴
らとつるんでるのか」
龍牙の皆を軽蔑するように見回しながら
そう吐き捨てる親父。
それから、俺の髪の毛にも、軽蔑の眼差
しを降り注いだ。


