ていうか今となっては、あの頃の俺の態
度がガキすぎて恥ずかしいくらいだ。
「行くか?一緒に」
チラリ、と様子を伺うようにこちらを見
上げてきた麗に訊くと、麗は少し目を細
めて微笑んだ。
「じゃあ……、行かせて貰おうかな」
「わーっ、すごく大きいのね。迷子にな
りそう」
ショッピングモールに着くと、麗がそう
感嘆の声を上げた。
「迷子になりそうって……他に感想ねー
のかよ」
「だって本当の事じゃない。悠、私から
離れないでね?」
「なんで俺が迷子になる設定なんだよ」
ちょっと睨むようにそう言うと、クスッ
と麗が笑う。


