【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~






麗の顔を覗きこみながらそう尋ねる雅。




俺の恋人、って所に何故かモヤッとした
けど、今はどうでもいい。



麗は目を見張るように雅を見てから、そ
の瞳を伏せた。




長い睫毛に、雫が乗っかってキラキラと
光ってた。



「優しすぎるの……貴方達は。だって、
助けてもらって、ありがとうの一言も言
えないような女よ、私」



ふ、と自嘲気味に笑った麗。



「それでも、仲間だ」



だけど雅が、真っ直ぐ、目を逸らさない
でそう言うと、麗の瞳から、ポロリ、と
雫がこぼれた。



その様子に、全員がみとれる。



麗が泣くなんて、最初の頃の俺達に、予
想できただろうか。



彼女の涙は、すごく美しく、儚かった。