だけど個々の力が弱いから、俺達には屁
でもねぇ。
あっという間に一人残らず倒していき、
俺は額に浮かんだ汗を拭った。
ちょっとさすがに疲れた、なんて思いつ
つ雅を見ると、雅は息1つ乱れていなか
った。
……ハッ、さすが雅。
雅が一番狙われてたはずなのに、なんて
苦笑しながら雅を見る。
その瞳は、燃え上がるように激しい感情
を浮かべていた。
雅は、倒れていた奴らの一人の髪を乱暴
にわしづかむと、そのまま上へと持ち上
げた。
「……どこにいんだよ、お前らのボスは
」
「そ、れは……」
苦しそうに呻く男。
「吐けよ」


