【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~






中に入っていこうとすると、当然だが、
紅蓮の一員らしき奴らに止められた。



「テメェら、どこの者だ。誰に許可をも
らってきてんだ。あぁん?」



そう言いながら雅を睨み付けるスキンヘ
ッドの男。



……おいおい、初っぱなから雅にガンつ
けにいくなんて、すげーなコイツ。



まあ、雅はあんまり表に出ないから、名
前だけ知れ渡ってて、顔を知ってる奴は
すくねーんだけど。



「お前らのボスに用がある」



冷静な声でそういう雅。



「はいそーですかって通すとでも思って
んのか?」

「……あまり手荒な真似はしたくない。
お前たちも、痛い目に遭うのは好きじゃ
ないだろ」



そう言った雅に、スキンヘッドの目が大
きく見開かれた。




「ナメてんじゃねえぞオラアァァ!!」